GAS ( Google Apps Script )の関数をスプレッドシート（spreadsheet）のメニューバーに追加する方法とボタンの設置方法

はじめに

GASを手動で実行するときに、一々GASを開かずにスプレッドシートから実行する方法を2つ紹介したいと思います。

今回実行するGASはこちらの記事で紹介したコードを実行できる様に設定します。

バーに追加する方法

メニューバーを追加したいスプレッドシートを開き、スプレッドシートからGASを開きます。
※開き方がわからない方はこちらの記事を参照してみて下さい。

コード

スプレッドシートのメニューバーに追加するコードは以下になります。

function onOpen(e){
  const menuui = SpreadsheetApp.getUi(); //spreadsheetのUIを取得
  menuui.createMenu("GAS") //メニューの大項目追加
  .addItem("値のコピペ","myFunction1")　//メニューの小項目追加
  .addToUi();
}

function myFunction1() {
　//実行したいコードを記載
}

GASに貼り付けた場合は以下の様になります。

myFunction1の関数にはスプレッドシートのB2セルの値をD3セルに貼り付ける様なコードになります。

設置の確認

スプレッドシートを開き直してメニューバーに追加される事を確認します。

追加されていれば完了です。

コードの改造方法

メニューバーに表示される名前を変更する場合は下記コードの”GAS”を変更して下さい。

menuui.createMenu("GAS") //メニューの大項目追加

メニューバーにある項目をクリックすると出るポップアップの項目名を変更したい場合は”値のコピペ”を変更して下さい。

ポップアップに紐づけられた関数を変更したい場合は”myFunction1”を変更して下さい。

.addItem("値のコピペ","myFunction1")　//メニューの小項目追加

メニューバーにある項目をクリックすると出るポップアップの項目を追加したい場合は下記コードの様に「addItem」を追加して下さい。

  menuui.createMenu("GAS") //メニューの大項目追加
  .addItem("値のコピペ","myFunction1")　//メニューの小項目追加
  .addItem("表示される項目名","紐付ける関数名")　//メニューの小項目追加
  .addToUi();

ボタンの設置方法

ボタンの作成方法

図形描画でボタンに使用する図を作成し、「保存して終了」ボタンをクリックします。

作成した図が表示されます。

ボタンとGASの関数の紐付け

ボタンが表示されたら図の上で右クリックし、「⋮」をクリックします。

ポップアップが表示されるので「スクリプトを割当」を選択します。

テキストに指定したいGASの関数を記載します。

記載したら「OK」ボタンをクリックします。

これでボタンの設置は完了になります。

ボタンをクリックすることでGASが動くか確認して、動けば完了となります。

まとめ

以上、スプレッドシートからGASを実行するため方法２選でした。

GASについて詳しく勉強されたい方は書籍やUdemyを利用して勉強する方法もあります。

おすすめの書籍を記事にまとめてありますのでご参考にしていただければと思います。

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