GAS ( Google Apps Script )でスプレッドシート ( Google Spreadsheet )のセルの読み取り/書き込みする方法

はじめに

スプレッドシートの値の読み書きをGASで行う方法をご紹介します。

また、複数の指定方法があるのでそちらもご紹介させていただきます。

以下ではGoogle Apps ScriptはGAS、Google SpreadSheetはスプレッドシートと統一で表記します。

プロジェクトの作成

使用するスプレッドシート を開きます。

拡張機能の「Apps Script」をクリックするとGASのエディタが表示されます。

GASのプロジェクト名が「無題のプロジェクト」になっているので任意の名前をつけます。

これでプロジェクトの準備はできましたが、読み込む値がないのでB2のセルに適当な文字を記載しておきます。

コード

B2のセルに記載された文字をD2に貼り付けるコードを紹介します。

コードは下記になります。

function myFunction() {
  const ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); //紐付けられたスプレットシートを取得
  const sheet = ss.getActiveSheet(); //有効なシートを取得（シートとはシート1とか表示されてる所）
  let value = sheet.getRange("B2").getValue(); //B2セルの値を取得

  sheet.getRange("D2").setValue(value); //D2セルに値を書き込み
}

以下の画像の状態にします。

保存して、関数「myFunction」を選択し実行ボタンを押します。

※権限の承認を聞かれた場合は承認を行なって下さい。

B2セルとD2セルが同じ値が表示されていたら終了です。

補足

スプレッドシートを指定する方法、セルを指定する方法は「」以外にも方法がありますのでご紹介させていただきます。

①スプレッドシートの指定方法

const ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); //紐付けられたスプレットシートを取得

上記でも問題ないのですが、別のスプレッドシートから値を取得する場合などは以下を利用します。

const = SpreadsheetApp.openById(id)

idはスプレッドシートのURLの「https://docs.google.com/spreadsheets/d/」と「/edit#gid=0」の間の部分です。

今回のお題に合わせた書き方は以下になります。

const ss = SpreadsheetApp.openById("1Ljwm6STlxtCW_bhwSK3ZqZcinYANqwvuRzFzKsB38xM")

②セルの指定する方法

let value = sheet.getRange("B2").getValue(); //B2セルの値を取得
sheet.getRange("D2").setValue(value); //D2セルに値を書き込み

上記で問題ありませんが、セルを変数で指定したりする場合は以下の書き方をおすすめします。

sheet.getRange(行番号, 列番号)

今回のお題に合わせた書き方は以下になります。

  let value = sheet.getRange(2,2).getValue(); //B2セルの値を取得
  sheet.getRange(2,4).setValue(value); //D2セルに値を書き込み

まとめ

以上で、スプレッドシートの値読み取り、書き込みは完了となります。

GASについて詳しく勉強されたい方は書籍やUdemyを利用して勉強する方法もあります。

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