GAS ( Google Apps Script )で定期的に実行してみた〜GUIでできるトリガーの設定方法と設定例〜

はじめに

作成したGASを自動で動く様に設定する方法をご紹介します。

自動で動く様にするにはトリガーの設定が必要になるため、トリガーを設定する場所や種類、設定例をご紹介したいと思います。

CUIで設定する方法もありますが、今回はGUIで設定する方法のみの紹介になります。

トリガーの設定場所

Google Apps Scriptを開きます。

トリガーをクリック

トリガーを追加をクリック

「実行する関数を選択」はトリガーを設定する関数を選択します。
※今回はデフォルトの関数を設定するため「myFunction」を選択

「実行するデプロイを選択」は「Head」しか選べないのでそのままで大丈夫です。

「エラーの通知設定」は自分が受け取りたいタイミングを設定して下さい。
※私はエラーが発生したタイミングで知りたいので「今すぐ通知を受け取る」にしています。

上記で説明していない項目は複数選べるため、下記に種類の説明を確認下さい。

イベントのソースを選択の種類

トリガーの「イベントのソースを選択」にはあるので、個別で簡単に説明をしていきたいと思います。

下記に説明のない設定はトリガーの設定場所を参照ください。

1. スプレッドシートから

イベントの種類を選択	説明
起動時	スプレッドシートを開いた時にGASが実行される。
編集時	スプレッドシートでセルの値、行や列の追加や削除をした場合にGASが実行される。
変更時	スプレッドシートでセルが変更された場合にGASが実行される。 ※編集時と違うのは行や列の追加や削除では実行されない。
フォーム送信時	スプレッドシートと連携したGoogle フォーム（Google From）が送信された場合にGASが実行される。

2. 時間主導型

時間ベースのトリガーのタイプを選択	設定	説明
特定の日付	「日時を入力」	設定した日付と時刻でGASが実行される。 ※時刻の設定がない場合は9:00に実行
分ベースのタイマー	「時間の間隔を選択（分）」	選択した分おきにGASが実行される。
時間ベースのタイマー	「時間の間隔を選択（時間）」	選択した時間おきにGASが実行される。
日付ベースのタイマー	「時刻を選択」	毎日、選択した時刻間でGASが1度実行される。
週ベースのタイマー	「曜日の選択」 「時刻の選択」	選択した曜日毎に、選択した時刻間でGASが1度実行される。
月ベースのタイマー	「日を選択」 「時刻を選択」	選択された日毎に、選択した時刻間でGASが1度実行される。

3. カレンダーから

カレンダーの詳細を入力	説明
カレンダー更新済み	カレンダーの更新時にGASが実行される。

トリガーの設定例

1時間おきにデータ判定

株などの金融系やTwitterの呟き数、スクレイピングで価格の確認などを取得する時に利用できるかと思います。

設定した場合の画像は下記になります。

毎週月曜日の朝8時〜9時の間で実行

先週のデータの集計だったりに利用できるかと思います。

設定した場合の画像は下記になります。

セルの値変更時に実行

設定した場合の画像は下記になります。

トリガーの保存

「保存」ボタンをクリック

トリガーが追加されます。※セルの値変更時のトリガーが追加された画像

トリガーの実行結果確認方法

「実行数」を開く

トリガーが実行されていた場合、下画像の様になるかと思います。

トリガーで実行されている場合、種類がトリガーになります。

実行がされない場合はトリガーの設定の見直しをしてみて下さい。

ステータスがエラーになる場合はGASのコードや権限が通っているかを確認してみて下さい。

まとめ

以上、自動で定期的にGASを動かす方法でした。

GASについて詳しく勉強されたい方は書籍やUdemyを利用して勉強する方法もあります。

おすすめの書籍を記事にまとめてありますのでご参考にしていただければと思います。

GAS ( Google Apps Script )の勉強におすすめの本（書籍）3選

また、仕事で使わないといけないけど勉強する時間がない場合などはココナラで外注するのも一つの手かと思います。

まずは登録して、費用間などを調査してみてはいかがでしょうか。